海外ガジェット共同購入サイト「WariCan: ワリカン」β版オープンしました。

海外ガジェット共同購入サービス「WariCan(ワリカン)」、本日ベータ版オープンしました。

半年ほど前から、WordPressの “Astoundify” というクラウドファンディング化のプラグインを利用して、ガジェット特化型の小規模グルーポンサイトを作っていたのですが、本日ようやくベータ版公開となりました。今回は自分のサイトの宣伝も兼ねて、独りでクラウドファンディングサイトを完成させるまでの過程、そしてその作り方も簡単に紹介していきたいと思います。

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WariCanてどんなサイトなの?

 

日本では手に入れられない、もしくは輸送コストのかかる海外ガジェットを、事前にメーカーや小売業者と交渉し、一定の購入者を募ることで、最終的に安く購入しちゃおうというコンセプトのサイトです。

大量といっても一度に200、300個とかではなく、最初は20~50個と、できるだけ小規模でちまちまやっていこうと考えています。ニッチな製品だとあまり人が集まらないことのほうが多そうですし。そのへんのバランス感覚は運営しながら養っていくしかなさそうです。

 

 

スローガン「欲しいものは欲しい」

 

巷にはすでに日本の国産クラウドファンディングサイトがいくつかありますが、そのほとんどが「人の夢をかなえる」とか、「ボランティア活動の資金集め」など、とても高尚なスローガンのもと運営されています。

一方で、私の「WariCan」はというと、「このガジェット欲しい、なんとしてでも欲しい。」という至極個人的な感情、「物欲」が原動力となっており、機能そのものはクラウドファンディングのそれと同様ですが、コンセプトは今のところグルーポンと同じです。

 

今すぐ欲しい!!なのに日本では発売未定?

 

ネット上で紹介されている最新の海外ガジェットの記事にはいつも、「日本での発売は未定」のお決まりのフレーズ。ガジェット記事執筆者はきっとこの定型句を辞書登録しているに違いないと、思わず皮肉を言いたくなってしまうくらい高確率で目にします。 Microsoft の Surface の日本での販売が半年も遅れたように、主にアメリカ国内のガジェットは公式アナウンスから日本発売までとんでもない時間がかかる上に、発売するかも不明。。。発狂寸前です。

 

きっかけは特になし

 

最初も私は、誰もが感じるであろう素朴な疑問を持った一人の消費者に過ぎなかったのですが、次第に「なんで誰も作ってくれないんだ、もういい、自分で作ってやる。」という結論に。

特にこれといったきっかけのようなものは無かったのですが、言うなれば「日本で買えないものをブログで紹介しててもなんか虚しいな…。」という、慢性的なストレスが原因でしょうか。

だから作ったの。

だから作ったの。

そんなわけで、晴れてこうしてサイトオープンのお知らせをすることができ、今とても清清しい気持ちでいっぱいです。

 

とはいえ、まだユーザーの心がつかめてない気がするので、WariCanでのキャンペーン掲載の流れ・簡単なキャッシュフローについて少し説明しておきたいと思います。

 

 

販売元と直接交渉してからキャンペーン化

 

現時点では、イギリスのデバイスメーカー “Rikomagic” ほか、海外メーカー・小売業者 2社と交渉後、キャンペーンとして掲載しております。

 

 

キャンペーンが成功してはじめて決済完了

 

指定の期限までにキャンペーンの目標金額に達しなかった場合、そのキャンペーンは「失敗」し、決済も行われません。逆に言うと、キャンペーンが成功しない限りは、決済処理が行われませんのでご安心ください。こちらもペイパルとの取り決めでいくつかルールが課せられており、より厳重な体制となっております。(徴収料率的な意味でも。。。)

また、送られてきた商品は一度私のほうで預かり、購入者の住所へ配送するという形をとらせていただきます。

 

商品到着後も一応は、60日以内は払い戻し可能というペイパルの規約があるので、その期間内であれば製品の不具合発生時にも、十分対処できると考えています。

製品は実際に集まった参加者分の個数きっちり輸入するのではなく、初期不良に備えて交換処理をスムーズに行えるよう、少し余分に仕入れます。

 

 

WariCanでは住所・電話番号などの情報はお預かりしません

 

お客様の大切な個人情報の管理は、メールアドレスとお名前以外はすべてペイパルに一任しています。商品は、決済時にペイパル内のページで登録いただいた住所、もしくはすでにペイパルアカウントへ登録してある住所へ発送されます。

また、購入時のお名前はローマ字でも入力可能ですので、万が一サイトがハッキングされるようなことがあったとしても、個人を特定できるような情報は限りなく少なく、漏洩から生じる損害なども最小限にすることができると考えています。

※ペイパルの決済画面では「住所・氏名・年齢」等、正確な情報が求められます。

 

 

 

クラウドファンデングサイトの制作について少しだけ

 

 

WariCan制作にかけたお金:  3万円ほど…

 

そもそもグルーポン形式のサイトを作るだけなら「Group Deals」という無料プラグインだけでできてしまうのですが、なんだか味気なさ過ぎて、「やっぱり難しい方で作ってみたい(色々勉強もできそうだし)」という思いが勝り、クラウドファンディングサイトを制作開始。

必要なプラグイン・アドオンなどを購入し、それらを各開発者に質問しながら組み立てていったのがこの「WariCan」です。

 

専用の有料テーマテンプレート…   CrowdPress (約5,000円)

プラグイン… Crowdfunding by Astoundify (無料)

Easy Digital Downloads PayPal Adaptive Payments (49~129USD)

※プラグイン Astoundifyに関しては、有料でサポートを受けることも可能です。(もちろん私はサポート受けてます。)

 

諸手続

1. 事業証明書の用意・提出 (個人事業主の場合は開業届けの控え等)

2. PayPal Adaptive Payment のLive API取得 (要審査: ビジネスアカウント必須)

※PayPal Developerとの質問内容については、サービスのタイプによって異なってくるので、今回は割愛させていただきます。

 

テーマはCrowdPress以外にも2種類ほどあるので、自分の好きなデザインを選んでみてください。だいたい5千円から6千5百円ぐらいです。また、Easy Digital Downloads PayPal Adaptive Paymentsは複数サイトに利用できるものは年間$129と若干高いですが、セール時に購入すれば年間10,000円程度で済みます。

残りの1万5千円はというと、万が一の時のために Astoundify の開発者にすぐ対応してもらうための年間サポート分です。

という感じで、プラモデルにしてはちょっと高めのパーツたちばかりでしたが、作っている間はとても充実した毎日を送っていました。

毎月数千円のちょっと高めのディアゴスティーニだと思えばわかってもらえますよね。

 

また、私の場合は3万円でしたが、人によっては初期費用1万円から作れてしまいます。

 

 

英語さえできれば作れるかも

 

実を言うと、今回は一度もphpファイルを編集することもなく、ここまでの形にすることができたので、おそらく少しの英語力と根気さえあれば誰でも作れると思います。

さすがにCSSやHTMLぐらいの知識は必要となってきますが、Firebugさえあればなんとかなると思います。

また、うまく動作しない場合などは、テーマのデザイナーさんやプラグインの開発者さんたちに質問していけば、時間はかかるもののきちんと回答してくれます。

 

私は英語ネイティブでもなければ帰国子女でもなく、おまけに留学すらしたことないですが、一応英語でそれなりに意思疎通は図れています。

ですので、クラウドファンディングサイトを作ってみたいと考えている方で、少しでも英語に自信のある方は、今回紹介した方法なんかも参考にしつつ是非チャレンジしてみてください。

 

ただ、やらなきゃいけないことは結構多いですが^^;

 

@英語記事など@

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またWariCanに話を戻します。

 

 

で、半年もかけて作る価値あったの?

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だってしょうがないじゃないか、欲しかったんだから。

円安のこの時期にガジェット輸入なんて何考えてるんだと言われそうですが、むしろ円安という輸入氷河期だからこそみんなで力を合わせて仕入れた方がいいんじゃないかと思ったわけです。

 

 

とても多くのことを学べた

 

半年間ものサイト制作を通じて、学べることは非常に多かったです。今まで個人輸入の仕入先は、ほとんどがアメリカや中国で、しかもただ並行輸入してきただけなので、卸売業に必要な知識などが完全に不足していました。

しかし、キャンペーン掲載の依頼を申し出るにあたり、今まで見えていなかった点、気付かなかった点が如実に露呈してきて、その都度、知識を補っていくしかありませんでした。

また、魅力的な製品のメーカーほど、早い段階で日本の正規代理店が契約を結んでいて、すでに介入する隙間が無いだとか、どの国のメーカーは比較的レスポンスが良いだとか、アプローチをかけない限りはわからない情報もたくさん得ることができました。中国語・韓国語でのビジネスメールの書き方のちょっとした違いなども興味深かったです。

制作においても、プラグイン開発者とのやり取りや、他ユーザーからのコメントを通じて、新たに英語の語彙力を強化することもできましたし、どのように質問すれば効果的に欲しい情報を得られるかなど、純粋にコミュニケーションの勉強にもなりました。

 

 

 

期間限定でキャンペーン掲載手数料無料

 

今回、制作に関する情報等を共有させていただいたのは、日本国内の中小メーカー にもこの機能を導入して欲しいと思ったからです。色々と海外のメーカーのサイトなどを見て回っていて気づいたのですが、海外では、自社サイトにクラウドファンディングシステムを導入しているメーカーがいくつかあって、KickstarterやIndiegogoのようなプラットフォームへの手数料を一切払わずに資金を集めているところもありました。

日本国内のメーカーでこういったシステムを導入している会社はまだないのではないでしょうか?

たしかに導入に時間こそかかりますが、私のような人間でも初期費用たった数万円で導入できるシステムなので、もはや情報としての価値も殆どなくなってきているのではと感じました。

というわけで、これからの日本のものづくりを応援する意味も込めて、期間限定で掲載手数料は0%と設定致しました。

ただ、ペイパルの決済システムを利用している都合上、どうしても支払時に手数料が3.6%程度発生してしまいますので、その点はご理解ください。

いつまで0%期間を継続出来るかはわかりませんが、何か新しいモノを作ろうと思っている方々は、是非一度ご連絡下さい。

手数料無料とは言っても、一応審査はあります。詳しくは「WariCan: ワリカン」をご参照ください。

 

 

今後の方針

 

しばらくはユーザーの反応を見つつ、自分にとって無理のない範囲でキャンペーンの数を増やしていこうかと考えています。また、販売業者との交渉不成立の場合は、一切キャンペーン掲載ができない月もあるかもしれませんので、その時はどうかお許しください。

欲しいと思ったガジェットのメーカーさんには、なるべく早い段階で交渉していますが、仕入れる個数が10~30個などと言うとかなりの確率で無視されてしまうので、ちょっと別の方法で交渉しています。

また、すでに日本に正規代理店のあるメーカーの製品はキャンペーンとして扱える確率が非常に低くなってきます。(日本の正規代理店と交渉した場合は、おそらく価格面で魅力がなくなってしまうでしょう。)

今後、当ブログ「グローバルスポット」では、ガジェット記事の下部に、下のようなボタンを設置していきますので、買いたい!と思った方は是非ポチっとお願いします。一応イタズラとかもあり得るので、この数値だけが判断基準になることはありませんが。

 

[kklike_button]

 

※現時点ではスマートフォンやノートパソコン、タブレットなどの取り扱いは予定しておりません。(2月末に香港へ行って、色々お話を聞いてから決めます。)

※おそらく日本国内の電波法に関係のある製品は、家庭内のみでの使用を前提として販売させていただくことになると思います。

 

 

あくまでも個人商店 として

 

かつては賑わいを見せていた日本国内のグルーポンが、あれほどまでに信頼を失ってしまうだなんておせち事件までまったく予想だにしていませんでした。何が原因かはいわずもがなですが、私の「WariCan」では、極力取り扱う商品はガジェットのみに絞って、目標達成金額も低めに設定する予定です。

この「WariCan」、決してネット上の「大型モール」になることはないですが、「商店街の小さな掘り出し物屋さん」ぐらいの位置づけで、細く長く、色々勉強させていただきながら続けていきたいなと思ってます。

個人運営だと信頼を勝ち取るのはなかなか難しいでしょうし、キャンペーンを乱立して対応しきれなくなるというのだけはなんとしてでも避けたいので。

また、電子機器製品なら輸入時に関税もかかりませんし(輸入手数料はかかります)、今までの個人輸入の経験上、不具合発生時の対応もほぼパターン化されているので、十分一人で対応しきれると考えています。

ただ、販売価格を低く設定する代わりに、サポート期間は2ヶ月以内。製品によっては保証期間なしにする場合も出てくると思います。

 

 

最後に

 

それなりに「WariCan」について理解を深めてもらえたかと思いますが、それでもまだ聞いておきたいこと、不明な点などあれば気軽にコメント欄によろしくお願いします。同業者以外からの質問には極力回答させていただきます。

また、ペイパルの審査に関する問い合わせは、プライバシーポリシーの観点から回答できない部分も多々ありますので、その点は何卒ご了承ください。

 

 

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国外での出稼ぎで適当に稼げたので、アジアで長期バカンス中。日本社会に復帰する気など毛頭御座いません。面倒臭い取材やら乞食まがいのご相談も一切対応しません。しばらくタイ語はじめとする言語の強化に集中します。ニンゲンコワイ

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