フィリピン起業における法律や費用などの日本との違い

日本とフィリピンで同時に起業してみて感じた事や、違いについてまとめていきたいと思います。

 

フィリピンと日本、同時期に起業しました。

 

昨年2014年の4月1日、ちょうど消費税が8%に上がったタイミングで、フィリピンへと移住してたのですが、それから早いものでなんと11ヶ月も経ってしまいました。日本を含め、起業そのものはギリギリまでしないでおこうと誓っていたのですが、「納税」の二文字が思いの他私の肩にのしかかってきそうな感じなので、どうせなら日本と今住んでいるフィリピン同時に起業してしまおうと思い、2015年2月に日本とフィリピンで同時に設立しました。

 

 

7万円でフィリピン株式会社設立

 

日本では合同会社が6万円から設立できますが、今回は知り合いの行政書士の方に依頼して、12万円でサクサクっと設立して頂きました。非常に早かったのと、フィリピンにいながらも手続きができたので、やはりプロに頼んで良かったなぁと実感。

※後日、印鑑や書類などはすべて受け取りました。

一方でフィリピンは、資本金を100万ペソ(だいたい280万円)に設定して手続きを進めたので、結構な税金をBIRという日本で言うところの税務署に納めました。金額的には6万円程度と、そこまで大騒ぎする程の額ではないのですが、今後フィリピンで起業を考えている人に、一から全部自力でやることをお勧めできるかと言うと、とてもじゃないですができません。信頼できる代行業者にお任せした方が精神衛生上はるかに良いかと思います。

私はこういったサイトや、フィリピン政府の公式サイト等を穴の空く程呼んだつもりで臨んだのですが、それでも勝手が違っていたように感じました。

 

 

所用時間

 

フィリピンでの起業は、すべての手続きを自力でやったので、つまづく場面も多々ありましたが、手順を踏んでなんとか最後まで成し遂げる事ができました。たいていの日系企業さんは、フィリピン人の友人などの紹介で法人設立のプロや会計士にお願いするというのが一般的みたいですが、フィリピンでの法人設立代行に関しては、事業の一環として取り入れる予定なので、少なくとも1度は自身で流れを汲んでおく必要があると考えていました。

実はすでに法人設立の代行業務自体は、フィリピン人の知人の業者に外注するという形で受注した経験はあるので、その知人に友達価格で依頼する事もできたのですが、それでもやっぱり自分で経験しておいて良かったと実感しています。

書類さえきちんと揃ってさえいれば、メッセンジャーなどに提出してもらう事で時間の節約にもなりますし、資料作成に関しては、顧客からのヒアリングさえ完璧に伝えられれば、こちらもある程度ルーティンワークに落とし込めるはずです。

会計士・弁護士どちらもキャリアの年数が長くても、経験の浅い、もしくは不足しているフィリピン人が多いというのは各所で耳にしているので、最終的にすべての業務を任せるにしても、流れを知らないのと知っているのとでは、何か問題が起きた時の対処の仕方でかなり負担の度合いが変わってくるのではと考えています。

知人のフィリピン人の、「できるよ」という言葉を信じ切って、他人任せにしたことで、少し痛い目を見たこともありますので、やはり最後に信用できるのは自分だけだという気持ちで、今後も取り組まなくては。

 

 

構成人数

 

日本での合同会社の場合ですと、1人からで設立できてしまうので、ぼっちの私からすると非常に快適です。

一方フィリピンでは、自分含め役員5人が会社を設立するのに必要な最低限の人数で、うち60%がフィリピン人である必要があります。うちは、2人が日本人と付き合いの長いフィリピン人3人で、それなりに信頼できるメンバーで会社を立ち上げる事ができました。

 

 

いきなり起業はちょっと…

 

フィリピン・マニラに来てから数か月は、何もかもが勉強・勉強と言った感じで、とにかくわからない事だらけでした。

私の場合は、色々とチャンスが重なり、10ヶ月滞在してようやく法人設立をする気になりましたが、もしフィリピンでの起業を検討していて、今すぐにでもとお考えの方は、もう一回どころか2回、3回考えてからでも遅くは無いかと思います。

フィリピンは法人税30%と、日本とそれほど差が無い事は無いのですが、未だに政府機関の腐敗は残っているとの事なので、何かの拍子にゆすられたり、たかられたりするそうです。私は設立したばかりでまだ右も左もわかっていませんが、外国人とわかっただけでジャンプしてみろと言われ、小銭を吐き出させられないかびくびくしています。

(たぶんそのうち会計士を雇うと思いますが。)

他にも細かい取り決めなんかは数えきれない程あって、税務署に申告した事業以外のビジネスを展開したりすると、罰金や、場合によっては逮捕されたりもします。しかも、日本と違って一つの会社で10個も20個も申告できず、「1つの会社につき事業内容は一つね」といった感じで中々融通が利きません。

 

 

本当に最低限の経費でスタートさせたいなら

 

とにかくフィリピンでお金を落としたくない、スモールスタートアップで事業をはじめたいと考えているなら、すでにある種々の手続きが済んでいるバーチャルオフィスを契約して住所を取得後、コンドミニアムなどの自室、ラウンジでデスクワーク、資本金も最低額で登録するというスタイルが一番かと思います。

この国では、お上の言う事に逐一従っていたら、恐らくあっという間に資金ショートすることでしょう。

上手い事抜け道を探して、とことんまで節税・コストカットする方法がある程度明確になってから事業を始めないと、後でさまざまな問題が見えてきそうです。これは日本も同じかもしれませんが、上に立っている人間ほどそういった抜け道には詳しく、下であくせく働いている人間は、ルールを知らないがために搾取の対象となっています。

 

 

設立にかかった実働時間

 

日本は代行業者に依頼したので、ほんの数回のメールのやり取りで終わりましたが、フィリピンのほうは下調べから現地での手続きなどで実働20時間ぐらい費やした気がします。いい経験になったので、今後なんとかフィリピンでの士業にも食い込んでいければと思う次第です。

大変ではありましたが、フィリピンで長く事業を続けたいとお考えの方、時間に余裕があるのなら一度はご自身で経験されてみるのも良いのではないでしょうか。

 

フィリピンはまだまだ発展途上であるのは否めませんが、非常に若い国で日本とは雰囲気がかなり違います。

日本も快適で非常に過ごしやすいのですが、やっぱりなんとなく堅苦しさを感じてしまいます。ぼっちには生きづらい国です。

フィリピンは、ぼっちフレンドリーな国で、ぼっちで行動していても気さくに話かけてきてくれたりします。

 

わし、ぼっちじゃないんだ。

 

勇気が持てる国です。

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国外での出稼ぎで適当に稼げたので、アジアで長期バカンス中。日本社会に復帰する気など毛頭御座いません。面倒臭い取材やら乞食まがいのご相談も一切対応しません。しばらくタイ語はじめとする言語の強化に集中します。ニンゲンコワイ

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One thought on “フィリピン起業における法律や費用などの日本との違い

  1. 齋藤

    ブログ拝見させて頂きました。

    マニラ在住で横浜には家があるという事なのでしょうか?

    私は横浜在住でフィリピンに持ち家あります。

    会社設立を考えております。
    (個人事業の形式はとれるのでしょうか?)

    サポートや紹介などありますでしょうか?

    一度御連絡頂けますと幸いです。
    よろしくお願いします

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